「説明責任なき強行採決に断固抗議する」
衆議院厚生労働委員会における与党の強行採決について(談話)

2006年5月17日

民主党『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣
仙谷 由人

政府与党は本日の衆議院厚生労働委員会において、「医療給付費の抑制」という財政主導の「医療制度改革法案」についての委員会審議を一方的に打ち切り、「医療制度崩壊の危機」に対して何ら解決策を示すことなく、強行採決いたしました。

全国各地で叫ばれる「医師不足」、「小児、産婦人科の不足、閉鎖」、「勤務医の過重労働」、「救急医療体制の不備」、「保険制度の崩壊」といった国民の命と健康に直接かかわる喫緊の課題を早急に解決するため、民主党は国会の審議において民主党独自の法案を提出しつつ、与党の「逃げの姿勢」を追及し、これらを厳しく審議してまいりました。

政府与党は、深刻な「医療難民」を生み出し危機的な状況にある日本の医療制度について何ら解決策を示さない。むしろ崩壊のスピードを加速されるような審議半ばでの「強行突破」という与党の行動を、また国会の説明責任を放棄するような行動を、私たち民主党は断固許すことができない。

以上