新4点セットを追及し、緊張感もった終盤国会に 江田参院会長

2006年5月26日

参議院民主党・新緑風会の議員総会が26日午前、国会内で開かれ、江田五月参議院議員会長らが挨拶・報告を行った。

総会冒頭の挨拶に立った江田参院会長は、行政改革特別委員会の委員の奮闘に謝意を表した上で、「小泉政治5年間の最終盤が、いよいよやってきた」として、「新4点セット」として、共謀罪、教育基本法、国民投票法、年金免除問題の「KKKN」の問題を取り上げた。

そして江田参院会長は、特に年金保険料の不正な納付免除の問題について取り上げ、「小泉粉飾政治のまさに象徴だ」と厳しく指摘。こうした内閣に「重要な案件を処理させるわけにはいかない」として、「最終盤を、緊張感をもって乗り切っていきたい」と出席議員に呼びかけた。

また、輿石東参院幹事長、平田健二参院国会対策委員長、直嶋正行参院政審会長、郡司彰議院運営委員会筆頭理事からもそれぞれ報告が行われ、特に発言を求めた円より子参院副会長(厚生労働委員会筆頭理事)からは、委員会における与党側の不誠実な姿勢に対して厳しい指摘がなされた。