野党4党首会談が開かれ、日銀総裁の辞任要求など5項目で合意
(→ 野党四党党首会談 合意事項―緊急アピール )
(→ 小泉純一郎総理大臣・自由民主党総裁に対する申し入れ )

2006年6月24日

小沢一郎代表、鳩山由紀夫幹事長は24日、民主・共産・社民・国民新の野党4党首が初めて顔を揃えた野党4党首会談に臨んだ。

会談では、(1)村上ファンドへの投資で利益を得た福井日銀総裁の辞任要求(2)国民の食の安全重視の観点からの米国産牛肉輸入再々開の取りやめ(3)イラクに派遣している自衛隊の航空自衛隊の米軍支援任務拡大の取りやめと全部隊の撤退(4)米軍再編に関わる3兆円にものぼる経費負担の取りやめ(5)内閣の国会を軽視する姿勢の是正――など5項目を政府に対して強く求めていくことで合意。「合意事項―緊急アピール」として、小沢代表が会談後の会見で読み上げた。

小沢代表は20日に官邸からの呼びかけで行われ、小沢代表は出席を拒否した陸上自衛隊のイラク撤退をめぐる与野党党首会談のように、一部野党を排除するといった「憲政のやり方に踏み外したものではなく、4野党と自民党総裁を入れて5党での会談を申し入れる」と表明。また、合意した5項目はじめ多くの課題があるなか、それらの課題の質疑を行うため、国会において予算委員会の閉会中審査を求めていく考えを示した。26日には官邸に対して与野党党首会談を申し入れる見通し。